蒔絵とは、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。
金属の薄板を定着させる平文、漆器表面に溝を彫って金銀を埋め込む沈金、貝殻などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「螺鈿」(らでん)とは区別されます。
「平文」や「螺鈿」が中国起源の技法であるのに対し、蒔絵は、海外に類例のない日本独自の漆芸技法とされています。
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蒔絵
2011-10-20 09:47
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